AgentCore ハンズオン 手順書

自分でエージェントを動かして、ツールを足して、クラウドに載せるまでをやります。読みながら手を動かしてください。

流れ
  1. 準備。配られた URL を開く
  2. 手元でエージェントを動かす
  3. ツールを 1 つ足す
  4. 会話を続けてみる
  5. 自分のエージェントを Runtime に載せる
  6. 振り返りと片付け
  7. 困ったとき

準備。配られた URL を開く

受講者ごとに 2 つの URL とパスワードが配られています。

エディタを開くと workspace というフォルダが開いた状態で始まり、README が表示されます。左側に 3 つのフォルダが見えます。

自分の PC には何もインストールしません。AWS のログインも要りません。ブラウザだけで進みます。

1. 手元でエージェントを動かす

ハンズオン UI を開き、入力欄に質問を入れて送ります。まずはこれを試してください。

ノートPCの空きある?

画面に、モデルとのやりとりが 1 周ぶん流れます。青いカードがモデルに入るもの、オレンジのカードがモデルかツールから出てくるものです。上から順に読むと、こういう順番になっています。

  1. 質問と、使えるツールの一覧がモデルに渡る
  2. モデルがツールを選んで「これを呼んで」と返す
  3. ツールが実行され、結果が返る
  4. 結果を踏まえてモデルが答えを書く

これがエージェントの中身です。魔法ではなく、モデルとツールを交互に呼ぶループです。

2. ツールを 1 つ足す

エディタで handson-agent/tools.py を開きます。@tool の付いた関数が 1 つあります。これがさっき呼ばれたツールです。

同じ形で関数をもう 1 つ書きます。関数名、引数、説明文(docstring)がそのままモデルへの説明になります。書けたら保存してください。ハンズオン UI のツール一覧が自動で追随します。

もう一度質問を送って、自分の関数が呼ばれるところを見ます。呼ばれなければ、説明文を読み直してみてください。モデルは説明文を見てツールを選んでいます。

余裕があれば、ツールの名前や説明文を変えて、モデルの選び方が変わるかを試してみてください。

3. 会話を続けてみる

続けて 2 回、3 回と質問してみてください。少し前に言ったことをエージェントが忘れることに気づくはずです。毎回まっさらな状態で呼ばれているからです。

これを解決するのが Memory です。今日は名前だけ覚えて帰ってください。

4. 自分のエージェントを Runtime に載せる

ここまで手元(自分の EC2)で動いていたエージェントを、AWS のマネージド環境に載せます。エディタのメニューから Terminal → New Terminal でターミナルを開き、次の 1 行を打ちます。

agentcore deploy

3 分ほどかかります。その間に、Runtime が何を引き受けてくれるのかの話を聞いてください。

終わったら、ハンズオン UI に「手元で動かす / Runtime で動かす」の切り替えが増えます。Runtime 側に切り替えて、同じ質問を送ってください。画面の見え方は前半とまったく同じです。違うのは、動いている場所だけです。

5. 振り返りと片付け

手元とクラウドで何が変わったかを一緒に振り返ります。

最後に、自分がデプロイしたものを自分で消します。ターミナルで次の 2 行を順に打ってください。数分かかります。

agentcore remove all
agentcore deploy

1 行目で設定を空にし、2 行目で空になったことを検知して AWS 側のリソースが撤去されます。消し忘れがあっても主催者が後で片付けるので、終わるのを待たずに退出して大丈夫です。

困ったとき

エディタのパスワードが通らない

配られた URL とパスワードの組み合わせを確認してください。userNN の番号が自分のものか見てください。

ハンズオン UI が開かない

先にエディタにログインしてから、UI の URL を開いてください。UI はエディタ経由で表示されます。

ツールを足したのに一覧に出ない

保存されているか確認してください。保存すると UI 側のサーバーが再起動して一覧が更新されます。構文エラーがあると再起動に失敗するので、エディタの赤線を見てください。

agentcore deploy が失敗した

ターミナルの最後の数行を主催者に見せてください。もう一度同じコマンドを打つと続きから進むことが多いです。